Logicool G POWERPLAYのレビューをします。
同製品(型番:G-PMP-001)はワイヤレス充電対応のゲーミングマウスパッドです。
スマホのワイヤレス充電で使われているQiと同じように、マウスをマウスパッドの上に置けば自動で充電される形になります。
※Qiとの互換性はありません
充電ケーブルの抜き挿しをするのがめんどくさい人、よく充電をし忘れる人向けの製品となります。
POWERPLAY(ワイヤレス充電)対応のマウスは下記。(2019/10/05現在)
ゲームのプレイ中も充電できるPOWERPLAY 2(G-PMP-SE-001)が2025/03/13に発売される予定です。
Logicool G POWERPLAYのレビュー
Logicool G POWERPLAYのパッケージサイズは37.2 x 35 x 4cm。
わたしが買ったのは海外版なの左下のロゴがlogitech Gとなっていますが、日本国内のものはlogicool Gと表示されています。
※海外版は保証を受けられないので、よほど安くない限りメリットはありません
パッケージ裏には製品の構成が印刷されています。
POWERCOREモジュールが取り付けられたマウス
↓
マウスパッド
↓
POWERPLAYベース(充電マット)
パッケージを開封した様子です。
POWERPLAYベースの様子。
マット部分のサイズは34.4 x 28.4cmぐらいです。
机の上に置くと結構大きいので、スペースを確保する必要があります。
左上の制御モジュールは13 x 3.8cm。
これには充電の制御を行う機能とワイヤレスアダプターの機能が搭載されています。
マウス単体で使用する場合は、PCにUSB接続のワイヤレスアダプターを接続しますが、POWERPLAYを使う時は必要ありません。
POWERPLAYベース裏面の様子。
質感としてはカッターマットに近く、滑りにくくなっています。
POWERPLAYベース制御モジュールの様子。
接続端子はmicroUSBです。
Gのロゴ部分はRGB対応で点灯します。
Logicool G HUB(管理ソフト)を使えば、マウスとの同期点灯も可能です。
もちろん消灯もできます。
付属品は下記。
- マウスパッド(布製)
- マウスパッド(プラ製)
- USBケーブル
- POWERCOREモジュール(マウスに取り付けるもの)
付属マウスパッド裏面の様子。
左側の布製の方はツルッとした感じ、右側のプラ製の方はザラッとした感じです。
付属マウスパッド裏面のアップ画像です。
こうして見ると、素材感の違いが分かるかと思います。
POWERPLAYベースに付属マウスパッドを重ねた様子。
一般的な厚さのものであれば、他の布製・プラ製マウスパッドでも充電できます。
※金属製のマウスパッドはダメみたいです
POWERPLAYベースの方がマウスパッドよりも数ミリ大きくなっています。
POWERPLAYベースにSteelSeries 9HDを重ねた様子。
9HD(32 x 27cm)だとベースよりも小さくなりますが、わたしは右上の方を使わないので問題ありません。
初期設定方法(手順)
基本的には台紙の書かれている通りに設定すればOKなのですが、少し足りない部分があるので初期設定方法(手順)を紹介します。
1.PCに接続しているマウスのUSBワイヤレスアダプターを取り外します。
2.マウスの電源を切ります。
3.POWERPLAYとPCを付属のUSBケーブル(フェライトコア付き)で接続します。
※マウス側に付属しているUSBケーブル(フェライトコア無し)でもOK
4.マウスの裏ブタを取り外し、POWERCOREモジュールを取り付けます。
画像左側がPOWERCOREモジュール、右側が裏ブタです。
マウスに調整用の重りが付いていることがありますが、POWERCOREモジュールとの併用はできません。
5.マウスの電源を入れて少し待つと、ペアリングが終了し使えるようになります。
ペアリングが上手くいかない時の対処法
POWERPLAYを新品で購入した場合は一つ前の手順で問題ありませんが、中古の場合は設定が残っていてペアリングが上手くいかない場合があるので、ひと手間加えます。
1.Logicool G HUBをインストールします。
2.POWERPLAYの接続タブで、切断ボタンをクリックします。
3.USBワイヤレスアダプターを取り外します。
4.マウスの電源を切ります。
5.POWERPLAYとPCをUSBケーブルで接続します。
6.マウスにPOWERCOREモジュールを取り付けて、電源をオンにします。
ペアリングが正常に行われたら、作業は終了です。
充電が行われるタイミングと速度について
USBケーブルで充電する時は接続すると即充電が始まりますが、POWERPLAYでは即始まりません。
これはバッテリーを長持ちさせるための措置で、最適なタイミングを判断して自動で充電を行ってくれる形になります。
マウスをPOWERPLAYの充電範囲内に乗せておけば、基本的に80~90%台が維持されるので、電池切れになるようなことも無いです。
充電中かどうかは制御モジュールの手前側にあるインジケーターで確認できます。
POWERPLAYと接続されているけど充電中ではない場合は暗い白色、充電中は明るい白色に光ります。
インジケーターの位置は下記画像でご確認ください。
充電速度は結構遅いです。
スマホでQiの高速充電(20W)などを使っている人は、かなり遅く感じると思います。
とはいえ、POWERPLAY上に置いておけば80~90%台を維持してくれるので、充電の遅さがネックになったり、困ったりすることはありません。
短所
- 付属マウスパッドがズレる
- 下の充電マットが動くことはないのですが、上にのせている付属マウスパッドはものすごくズレます。
ゲームをしていると1/4以上ズレることもあるので、使い物になりません。
わたしは付属のものをやめて、SteelSeries 9HDをのせていますがこちらはズレないです。
もし他のマウスパッドを使うのであれば、裏面の滑り止めがしっかりしているものを選びましょう。
ちなみに9HDは終息品なので、今から買うのであれば後継品のSteelSeries QcK Hard 63821になります。 - 高い
- 2019/10/05現在の価格は1万6千円以上なので、マウスパッドとしてはかなり高めな部類です。
長所
- ケーブルの抜き挿しから開放される
- 充電のたびにケーブルを抜き挿しするのは面倒くさいので、これがなくなるとかなり楽です。
一度この楽さに慣れてしまうと、もう元には戻れません。 - USBポートが1個空く
- G903などを使う場合、ワイヤレスアダプターで1個、充電ケーブルで1個の合計2個のUSBポートが必要でしたが、POWERPLAYは1個だけで済みます。
まとめ
POWERPLAYに慣れると、今までケーブルを抜き挿ししていたのは何だったんだと感じるようになり、本当に戻れなくなります。
それぐらいワイヤレス充電は便利で、楽です。
価格はお高いですが、今使っているマウスが壊れるまで充電の手間を省けるので、わたしは導入する価値有りだと思います。
ただ、付属のマウスパッドはズレまくるので、別の製品を用意することをオススメします。
※結局わたしははがせる超強力両面テープでマウスパッドを固定することにしました。