先日、エックスサーバーからmixhost
へ、当ブログのサーバー移転を行いました。
この記事は、その時の手順を記事化したものです。
備忘録的な要素が強いので、画像は使っておりません。
ご理解ください。
エックスサーバーからmixhostにWordPressサイトを移転する方法(手順)
1.XserverにFTPソフトで接続します。
2.該当ドメイン名/public_htmlにあるファイルを全てダウンロードします。
※サイト規模にもよりますが、結構時間がかかります。
注)キャッシュ系プラグインを使っていると転送に失敗するファイルが出てきます。
パスを確認して、キャッシュフォルダ内のファイルであれば、無視して問題ありません。
3.Xserverのサーバーパネルにログイン>設定対象ドメインを選択して設定するボタンをクリックします。
4.データベース項目にあるphpmyadminをクリック。
5.ベーシック認証画面が表示されるので、MySQLユーザー名とMySQLデータベースのパスワードを入力してログインします。
ユーザー名とパスワードは手順2でダウンロードした中のwp-config.phpをテキストエディターで開くと、確認できます。
[php]
/** MySQL データベースのユーザー名 */
define(‘DB_USER’, ‘ユーザー名’);
/** MySQL データベースのパスワード */
define(‘DB_PASSWORD’, ‘パスワード’);
[/php]
6.左メニューでデータベースを選択>右ペインの上側にあるエクスポートタブをクリック>下部にある実行をクリック>sqlファイルを保存します。
わたしの場合、phpmyadminでは正しくエクスポートできなかったので、BackWPupというプラグインを使用しました。
7.ここからはmixhost側での設定になります。
※設定にはMixHostのアカウントが必要です。
わたしは、30日間の無料お試し(エコノミー)を申し込みました。
8.申し込みが終わると、メールが3通届きます。
申し込み内容やサーバーアカウント設定情報が記載されていますので、確認してください。
9.cPanel(管理画面)にログインします。
ここで入力するユーザー名とパスワードは、手順8で届いたメールに記載されています。
10.ログイン後ドメイン項目にあるアドオン ドメインをクリックします。
11.新しいドメイン名に自分のドメイン名(wwwは不要)を入力しカーソルを外すと、サブドメイン、ドキュメント ルートの項目が自動で入力されます。
問題が無ければ、ドメインの追加をクリックしてください。
しばらく待つと、アドオン ドメイン “ドメイン名” が作成されました。と表示されます。
12.ホーム画面に戻り、データベース項目のMySQL データベース ウィザードをクリックします。
13.新しいデータベースの名前を入力して、次の手順をクリック。
14.新しいユーザー名、パスワードを入力して、ユーザーの作成をクリック。
15.すべての権限にチェックを入れて、次の手順をクリック。
ユーザー “ユーザー名” がデータベース “データベース名” に追加されました。と表示されます。
16.手順2でダウンロードしたwp-config.phpをテキストエディターで開き、編集します。
[php]
/** WordPress のためのデータベース名 */
define(‘DB_NAME’, ‘データベース名’);
/** MySQL データベースのユーザー名 */
define(‘DB_USER’, ‘ユーザー名’);
/** MySQL データベースのパスワード */
define(‘DB_PASSWORD’, ‘パスワード’);
/** MySQL のホスト名 */
define(‘DB_HOST’, ‘localhost’);
[/php]
※MixHostでは、ホスト名がlocalhostとなります。
17.cPanelのホーム画面>データベース項目>phpMyAdminをクリック。
18.phpMyAdminが立ち上がったら、左メニューでデータベース(先程作ったもの)を選択>右ペイン上部のインポートタブをクリック。
19.参照ボタンをクリック>手順6で選択したsqlファイルを選択>実行ボタンをクリックします。
少し待つとインポートは正常に終了しました。と表示され、左メニューにテーブルが作成されます。
20.FTPソフトを立ち上げ、設定を行います。
FTP接続情報(ユーザー名、パスワードなど)は【MixHost】 サーバーアカウント設定完了のお知らせというメール内に記載されています。
FTPソフトの設定方法については、サポートサイトをご覧ください。
21.ファイルをアップロードする前に.htaccessを編集します。
※編集前に必ずバックアップをしてください。
Xserverからの場合、下記の4行を削除します。
suPHP_ConfigPath /home/アカウント名/ドメイン名/xserver_php/
AddHandler fcgid-script .php .phps
FCGIWrapper "/home/アカウント名/ドメイン名/xserver_php/php-cgi" .php
FCGIWrapper "/home/アカウント名/ドメイン名/xserver_php/php-cgi" .phps
※4行が連続して記載されているとは限りません。
わたしの場合は、最初と最後にありました。
22.FTPソフトでMixHostに接続して、手順2でダウンロードしたファイルをアップロードします。
転送が終わるまでには時間がかかるので、一息ついてください。
23.cPanel(管理画面)に右側>一般情報>サーバー情報をクリックして、共有 IP アドレスを確認(コピー)します。
24.hostsファイルを書き換えて動作確認を行ってください。
わたしはHostAdmin(Firefoxアドオン)を使用し、動作確認を行いました。
設定方法については、HostAdmin 使い方などで検索してください。
注)Firefox.exeを管理者権限で実行しないと、HostAdminが正常に動きません
Flagfoxもインストールすると便利です。
25.トップページ・記事・固定ページの表示、管理画面ログイン・ログアウト・操作などの動作確認をして問題がなければ、次へ進みます。
26.移転前にメールアドレスを使っていた場合は、cPanel>電子メール>電子メール アカウントからメールアドレスを設定してください。
そのアドレスをメールソフトにも設定します。
注)一時的にメールソフトには移転前と移転後の設定が共存することになります。
移転前のサーバー設定を削除するのは、ネームサーバーが完全に反映した後になります
27.ドメインを管理している会社(お名前.comやムームードメインなど)にログインして、ネームサーバーを変更します。
ネームサーバー1:ns1.mixhost.jp
ネームサーバー2:ns2.mixhost.jp
ネームサーバー3:ns3.mixhost.jp
28.あとはネームサーバーが反映されるのを待つだけです。(数時間~72時間)
思ったこととか
動作確認をした時に記事や固定ページが表示されなかった時は、冷や汗が出ました。
原因はphpMyAdminでエクスポートした時に全てのテーブルが出力されなかったこと。
上記のとおりBackWPupで対処可能でした。
久しぶりのサーバー移転作業でしたが、作業時間は5時間ぐらいかかり、疲れました。
MixHostはWordPress移転代行サービスを1サイト 4,980円で行っているので、時間が取れない人や移転作業に自信がない人は、そちらを利用すると良いかもしれません。
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