EVGA製ビデオカードは、ラインナップが多すぎ。
Superclocked(SC)やらClassifiedやら、どういう違いがあるのか、よく分からんという方もいるでしょう。
私も最初はそうでした。
しかし、今は製品名だけで、だいたいの性能順に並び替えることができます。
というわけで、この記事ではEVGA製ビデオカードの選び方(命名規則)を紹介します。
今後、EVGA製ビデオカードを購入しようと思っている人は、知っておくとよいかもしれません。
EVGA製ビデオカードの選び方(命名規則)
空冷ファンモデルを、性能が高い順に並べると下記のようになります。
- K|NGP|N
- Classified
- FTW
- Superclocked
- 無印
※この他にHydro Copper(水冷)、Hybrid(簡易水冷)もラインナップされています
GTX 980モデルでスペックを比較するとこんな感じです。
※全てオリジナルファンモデル
クロック | ブーストクロック | 補助電源 | 価格 | |
GTX 980 K|NGP|N | 1304MHz | 1418MHz | 8pin x2 + 6pin | $799.99 |
GTX 980 Classified | 1291MHz | 1393MHz | 8pin x2 | $689.99 |
GTX 980 FTW | 1279MHz | 1380MHz | 8pin + 6pin | $579.99 |
GTX 980 Superclocked | 1266MHz | 1367MHz | 6pin x2 | $569.99 |
GTX 980 | 1126MHz | 1216MHz | 6pin x2 | $549.99 |
補足
- リファレンスファンとオリジナルファンで、クロックが変わる場合がある
- GTX 980 Superclockedの場合、リファレンスファンモデルは1241MHz(1342MHz)、オリジナルファンモデル(ACX 2.0)は1266MHz(1367MHz)となっています。
- K|NGP|N~無印まで、全て揃っているとは限らない
- GTX 980の場合はK|NGP|N~無印までありますが、GTX 970の場合はFTW~無印までしかありません。
- K|NGP|N~無印以外にラインナップされる場合もある
- GTX 970には、FTW+(バックプレート付)やSSC(FTWとSuperclockedの間)があります。
- Classified、K|NGP|Nは発売が遅め
- Classifiedは、無印やSuperclockedが発売してから2~3ヶ月後に登場することが多いです。
K|NGP|Nは、Classifiedよりも更に遅い傾向にあります。 - Classified、K|NGP|Nはファンが大きい
- FTW~無印のファンは一般的なサイズですが、Classified、K|NGP|Nは他のものより高さがあります。
※画像はEVGA GeForce GTX 780 Ti Dual Classified w/ EVGA ACX Cooler。
ブラケットより高さがあるのでネジ止めしにくい場合もあり。
さいごに
競技やヘビーなオーバークロックをしたい方は、K|NGP|N一択。
そこそこのオーバークロックでよければ、Classifiedでも十分でしょう。
ただ、上記2製品はコストパフォーマンスが悪いです。
そこまで出せないよという方は、FTW、Superclocked、無印から選びましょう。
クロック差と価格差などを天秤にかけて、納得いくものを買って下さい。
2018/08/28追記
先日RTX 2080 Ti、2080が発表されましたが、少し命名規則が変わったようです。
ラインナップについてはEVGA公式サイトでご確認ください。
※現時点ではブーストクロックが未発表なので、比較するのが難しいです