M.2接続の高速SSD SAMSUNG XP941 MZHPU256HCGL-00004のレビューをします。
XP941シリーズのインターフェイスは、M.2 2280 (PCI Express2.0 x4接続)。
ラインナップは、下記の3モデル。
- MZHPU128HCGM-00004 (128GB,Read 1000MB/s,Write 450MB/s)
- MZHPU256HCGL-00004 (256GB,Read 1080MB/s,Write 800MB/s)
- MZHPU512HCGL-00004 (512GB,Read 1170MB/s,Write 950MB/s)
現状、販売されているのはバルク品のみ。
ショップによって、保証期間が違うので注意が必要です。
レビュー
type2280なので、22mm x 80mmなのは分かっていたのですが、思った以上に小さいです。
比較対象は爪楊枝。
取付は、真っ直ぐに挿しこみ、ネジで止めるだけ。
ノートパソコン用メモリ(sodimm)の様に、斜めに挿すのはNG。
256GBをWindows上でフォーマットすると、238GBとなります。
<MZHPU256HCGL-00004のベンチマーク(空+ランダム)>
<MZHPU256HCGL-00004のベンチマーク(空+0Fill)>
<MZHPU256HCGL-00004のベンチマーク(OS入り+ランダム)>
<MZHPU256HCGL-00004のベンチマーク(OS入り+0Fill)>
ベンチマーク結果は非常に優秀です。
流石にM.2 (PCI Express2.0 x4接続)だけの事はあります。
ただ、正直な所、ほとんど体感は変わりません。
※以前は、CFD CFD CSSD-S6T128NHG5Q (128GB,Read 530MB/s,Write 490MB/s)を使用。
そんな馬鹿なと思い、起動時間を計測しましたが誤差の範囲でした。
MZHPU256HCGL-00004 | CSSD-S6T128NHG5Q | |
---|---|---|
起動時間 | 30秒 | 31秒 |
※Windows 7環境で計測
Fast Bootを使用出来る、Windows 8で計測すれば、もっと大きな差が出るかもしれません。
液晶ディスプレイの表示が間に合わないとのレビューもありますし。
まとめ
新しめのSATA3接続SSDからですと、乗り換えても微妙な感じに終わるかと思います、Windows 7環境の場合。
HDDにOSを入れていた方は、選択肢としてありかもしれません。
ただ、SATA3のSSDに比べてコスパは悪いです。
M.2の良い所は、SATAポートを使わない、ケーブルが必要ないといった所でしょうか。
ただし、M.2スロットの配置によっては、ビデオカードの排熱を直に受けることになります。
M.2 SSDの耐久性がどの程度か分からないので、その点は心配です。
バルクなので、保証も長くありませんし。
注意点
XP941シリーズは、PCI Express2.0 x4 (20Gb/s)です。
通常のM.2スロット(10Gb/s)では、頭打ちになり、性能を生かし切れません。
PCI Express2.0 x4 (20Gb/s)か、PCI Express3.0 x4 (32Gb/s)対応のM.2スロットで使用して下さい。
補足
ベンチマークには、CrystalDiskMarkを使用しました。
<計測環境>
CPU:Intel Core i7 5960X
M/B:ASRock Fatal1ty X99 Professional
MEM:G.Skill F4-2400C15Q-16GRB
VGA:EVGA GeForce GTX 780 Ti Dual Classified
SSD:SAMSUNG MZHPU256HCGL-00004
OS:Windows 7 Professional 64bit