CPUグリス8種類の性能を比較してみた(2014年10月版)

CPUグリス8種類を並べた様子

この記事では、CPUグリス8種類の性能比較を行います。
グリス購入時の参考にして頂ければ、幸いです。

まずは、今回使用する8種類のスペック比較から始めます。

CPUグリス8種類のスペック比較
製品名熱伝導率導電性価格容量
JunPus JP-DX116W/mk1,480円3g
CoolLaboratory Liquid Copper11.8W/mk1,558円1ml
PROLIMATECH PK-311.2W/mk1,110円1.5g
XIGMATEK XI-3 HDT9.1W/mk1,768円4g
Arctic Silver AS-059.0W/mk1,000円3.5g
Arctic Cooling MX-48.5W/mk1,060円4g
GELID GC-EXTREME非公表964円3.5g
noctua NT-H1非公表NH-D14に付属1.4ml

※価格は購入時のものです

2015/09/09追記
新たなグリス比較記事(2015年9月版)を書きました。
ぜひ、両記事を合わせてご覧ください。

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検証条件

各グリス検証スタート時の室温を26.2℃に固定。
検証終了後に変わっていた場合は換気で調整を行い、次の検証を開始する。

計測するタイミングは以下の2つ。
・パソコンを起動してから3分後のアイドル時。
OCCT 4.4.1を回して5分後のフルロード時。

温度計測はOCCTで行い、コア温度を平均したものとする。

検証機

検証機のスペック
CPU Core i7 5960X (8コア16スレッド)
CPUクーラー noctua NH-D14 SE2011
M/B ASRock X99 Professional
MEM G.Skill F4-2400C15Q-16GRB
VGA EVGA GeForce GTX 780 Ti Dual Classified
SSD SAMSUNG MZHPU256HCGL-00004
電源 Seasonic SS-860XP
ケース COOLER MASTER COSMOS II

省電力機能をONにしているので、アイドル時は約1.3GHzで稼働。

フルロード時は差が付きやすい様に、CPUクロックを定格の3.5GHzから4.0GHzにオーバークロックしています。

CPUクーラーのファンの回転は100%に固定。
ケースは横倒しで、サイドパネルを外した状態。

グリスの塗り方は、CPUの中心に米粒サイズ出して、クーラーで押し広げる方法に統一。

注意点

全てOCCT読みなので比較としては成立していますが、若干温度が低く表示されている気がします。

また、出来る限り条件を揃えましたが、検証環境によって結果が入れ替わる可能性は考えられます。

その点については予めご了承下さい。

比較検証結果

CPUグリス8種類の性能比較結果のグラフ

MX-4の健闘が光る結果となりました。

奇跡的に薄く塗れた可能性もなくはないですが、それでも公称熱伝導率が倍近いJP-DX1を食ってしまったのはスゴイ事でしょう。

それに比べ、CoolLaboratory Liquid Copperの体たらくっぷりにはガッカリです。
銅が含まれているということで期待していたんですが、こんな結果になるとは。

まとめ

i7 5960Xを4.0GHzにオーバークロックした状態での結果ですから、定格ならもっと差が縮む事になります。
発熱が少ないCPUなら、更に差がつきにくいでしょう。

そう考えると、全体的に優秀だったのかもしれません。

ただ個人的には、CoolLaboratory Liquid Copperをオススメは出来ません。

一番冷えたならともかく、冷えない上にショートのリスク(導電性有)を負うなんて選択肢は、通常無いでしょう。

塗る時も拭き取る時も気を使うのは、結構しんどいものがありますし。

逆にオススメしたいのは、以下の3種類。

  • Arctic Cooling MX-4
  • JunPus JP-DX1
  • PROLIMATECH PK-3

検証結果が良かった + OCCT稼働中の最高到達温度が明らかに低かったことが、オススメの理由です。

今回の検証で唯一悔いが残るとすれば、極端に熱伝導率の低い製品を含めなかったことでしょうか。

そういう製品あればもっと分かりやすい差が出て、他の製品の優秀さが際立ったかもしれません。

次回がもしあれば、残念な製品も含めようかと思います。

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